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体験に関するモチベーションについて少々

 

楽しく嬉しいなどといった好感情を伴った体験は、

再び同じ思いを味わおうと『~しよう』という、

活動や行動のモチベーションにもなります。

例えば『お掃除したら褒められ嬉しかった』などといった体験は、

再び『お掃除しよう』という行動のモチベーションになるでしょう。

 

一方、辛く苦しいなどといった悪感情を伴った体験は、

再び同じ思いを味わうのを避ける為に、

『~しない』という抑止、行動防止のモチベーションとなります。

例えば『家の壁に落書きしたら怒られ悲しかった』などといった体験は、

『再び家の壁に落書きする』という行動を防止するモチベーションになるでしょう。

 

 

これから行おうとしている活動や行動が

悪感情を味わうのを避ける行為を伴わない行動だとしたら、

この悪感情を伴った体験は

これらの活動や行動をする強いモチベーションになり難いのではないでしょうか。

例えば『家の壁に落書きして怒られないように、駅に行く』のですと、

……極端過ぎて例にならないかもしれませんね。

『駅に歩いて向かうことで、家の壁に落書きして怒られないようにする』ですと、

行為と目的のピントが外れていますので、

これを行い続けるモチベーションになるのか疑問です。

おそらく歩きながら、何かもやもやした気持ちになりそうです。

 

 

また行動過程の途中で完全にやり遂げていなくても、

悪感情を味わわずに済んだ段階でこのモチベーションを満たしてしまうので、

長期間かかったり難しく困難な物事を行っている際に問題に直面した場合、

これを乗り越え成し遂げる力とするには難しいのではないでしょうか?

例えば『クラスメイトからバカにされ悔しいので、難しいが〇〇高校という難関校に入学する』という場合だとします。

受験勉強期間中にクラスメイトから何らかの理由でバカにされなくなり悔しくなくなると、

〇〇高校に入学するメリットや魅力を他に感じないのであれば、

わざわざ辛く難しい思いをして遊ばずに受験勉強をし続ける動機は無くなってしまいますよね。

そうなりますと、合格するに相当する受験勉強をし続けられるか疑問です。

下手すると受験勉強するのを止めて、どこかに遊びに行ってしまうかもしれません。

悪感情を伴った体験は、困難な物事を最後まで成し遂げるモチベーションとするには弱いといっていいのかもしれません。 

 

  

……以上、好感情を伴った体験と悪感情を伴った体験に関するモチベーションについて少々書きました。

みなさんが何か行動をした際の参考になれれば、私としても嬉しいですね。